すとーりー ばっく ねくすと

 

 

墓ありて儚く
「オーイ、まほろちゃん。今日は寄ってくんないのかい?」そんな声があちこちから聞こえてくるほど、まほろさんは町内にある商店街にも馴染んできた。また、毎日のごとく夕食を食べに来る式条先生とまほろさんとの小競り合い(?)も日常になりつつある。風呂釜が壊れてさくら湯に出掛けても、式条先生とのバトルは激しさを増すばかりだ。そんなまほろさんが美里家にやって来てから、初めて迎える7月20日。例年どおりいつもの場所へ赴く優は、「明日手伝って欲しいことがあるんだけど・・・」とまほろさんを誘う。まほろさんが連れられた場所は美里家の墓であった。「夏休み初日が父親の命日だなんて、毎年気が重くて・・・」と告げる優に、まほろさんの心中は・・・・
ばっく ねくすと
mahoro-matic.comに掲載されているすべての画像・文字情報・その他一切の権利は
下記権利元と当サイトに帰属します。画像その他の無断転載・使用はご遠慮ください。
(C)中山・ぢたま/ワニブックス・まほろば家政婦斡旋所